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安倍文殊院

学業成就、合格祈願の文殊さま。日本遺産「最古の国道」構成文化財。
写真提供:安倍文殊院

【安倍文殊院(あべもんじゅいん)】

 

大化元年(645年)の飛鳥時代、左大臣となった安倍倉悌麻呂公が安倍一族の氏寺として創建した日本最古に属する寺院。山形県・奥州亀岡の文殊、京都府・天橋立切戸の文殊と共に、日本三文殊の一つです。境内の金閣浮御堂・霊宝館には、遣唐留学生の安倍仲麻呂や“日本の占いの祖”として仰がれる陰陽師、安倍晴明が祀られていることでも有名です。

 

ご本尊は「三人寄れば文殊の知恵」の格言で有名な文殊菩薩さま。建仁3年(1203年)に快慶によって造立された文殊菩薩像は台座の獅子を含めて高さ約7メートルもあり日本最大、その迫力に圧倒されます。さらに、脇侍を務める善財童子像、優填王像、須菩提像のいずれもが快慶の作で、宋印作の維摩居士像を含め、渡海文殊菩薩群像は平成25年(2013年)5体そろって国宝に指定されています。

 

宗派:華厳宗
国宝:文殊師利菩薩像(ご本尊)/善財童子像/優填王像/須菩提像/維摩居士像/台座の獅子/造立願文

 

<主な年中行事>
◎3月25日・26日 文殊お会式(春の大祭)
◎3月26日 春のお茶会
◎4月29日~5月5日 弁天大祭と秘仏十二天軸特別開帳
◎11月3日 十一面観音大法要(秋の大祭)
◎11月23日 秋のお茶会

 

<関連リンク>
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