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霊山寺

世界平和を祈り、バラが咲き誇る古刹。
写真提供:霊山寺

【霊山寺(りょうせんじ)】

 

養老2年(718年)に行基が建てた「登美院」が前身と伝わります。天平8年(736年)、のちに東大寺大仏開眼供養を務めたインドのバラモン僧、菩提僊那(ぼだいせんな)がこの地を訪れた際に、寺の建つ登美山(とみさん)の地相が釈迦の聖地「霊鷲山(りょうじゅせん)」に似ていることから、「霊山寺」と寺名を定めました。

 

鎌倉時代の代表的建物とされる「本堂」は国宝に指定されています。また、三重塔や鐘楼をはじめ、重要文化財に指定されている建築物が5棟、同じく重文指定の薬師如来坐像(ご本尊)や日光・月光菩薩立像など、数多くの宝物を所蔵しています。

 

隣接するバラ園では、春と秋に200種2,000株を超える世界各国のバラが咲き誇り、訪れる参拝者の心に安らぎを与えてくれます。バラのシーズンには「ティーテラス」もオープンし、バラ関連グッズや苗などの販売が行われています。

 

宗派:霊山寺真言宗
国宝:本堂
重要文化財:三重塔/鐘楼/鎮守十六所神社/春日厨子/薬師如来坐像(ご本尊)/日光・月光菩薩立像 他

 

<主な年中行事>
◎1月1日~3日 修正会・本尊薬師三尊像特別開扉
◎2月1日~3日 修二会
◎5月第3日曜 薔薇会式・えと祭り
◎8月22日 盆踊り・花火
◎10月23日~11月第2日曜 秋薔薇と秘仏宝物展
◎11月3日 菩提僊那納経会・三重塔特別開扉

 

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