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【聖徳太子】膳夫寺跡(保寿院)(橿原市)

太子最愛の妃・膳夫姫が建立と伝わる古寺

「膳夫寺」は「かしわてでら」と読みます。現在は後身寺院とされる保寿院(本尊虚空蔵菩薩、ほかに聖徳太子像などを祀る)が建っています。

 

寺名の元になっているのは、膳夫姫(かしわてひめ)。病に伏す母親のためにセリ(春の七草で食欲増進、解熱などの薬効がある)を摘んでいるときに聖徳太子に出会い、太子最愛の妃となった女性です。その膳夫姫が養母古勢女の菩提を弔うために建立した寺だと伝わります。寺院前や付近からは白鳳時代(7世紀後半)の瓦や柱穴のある礎石などが出土しています。

 

小学校西隣にある境内には鐘楼もあり、自由に拝観することができます。