■曾爾高原
- 曽爾高原は標高約700mから1000mにかけて広がる、歩いてよし・眺めてよし・ススキよしの爽快な高原です。一面にススキが群生していて、秋には時間に合わせて、穂が金色や銀色に輝く絶景を見渡すことができます。
軽登山を楽しめることでも人気があります。稜線まで登ると、高原やお亀池を眺望でき、さらに遠くへ連なる山々が美しく広がります。ハイキングコースは丸太づくりの階段やボードウォークなどが設けられており、年配者やファミリーも安心して歩けます。
■曽爾高原~倶留尊山(モデルコース)
倶留尊山(くろそやま)は奈良県と三重県の県境にすそ野を広げる標高1037mの山です。曽爾高原から登るルートが一般的で、春から、ススキの穂が波を起こす秋までが山歩きの適期です。例年ススキの見頃の時期は多くのハイカーらでにぎわいます。
倶留尊山の山頂は木立に囲まれて眺望がよくありませんが、山頂に至る尾根道や「二本ボソ」と呼ばれる岩頭は見晴らしがよく、特に尾根道から見下ろす半すり鉢状の曽爾高原は斜度とススキ原が相まって、浮遊感を得られる爽快な景観が味わえます。
ふもとの曽爾高原駐車場から山頂まで、マイペース&休憩しながらで約2時間です。
モデルコース「奈良ぶらの山歩き 曾爾高原~倶留尊山」の記事はこちら
■曽爾高原温泉 お亀の湯
四季の彩りに恵まれた曽爾高原のふもとに良質な温泉が湧いています。泉質は“美人の湯”とされるナトリウム‐炭酸水素塩温泉。重曹成分も含まれていて、温泉ファンから「やわらかくて肌なじみがいい」と好評の温泉です。
男女週替わりの「木の浴室」と「石の浴室」があり、兜岳や鎧岩など曽爾名物の風景が見られる露天風呂も自慢です。食事処「お亀庵」では人気の地ビール「曽爾高原ビール」が待っています(お車で来られる方はお土産にどうぞ)。
■屏風岩
- 屏風を立てたように険しく、堂々と立ちはだかっています。標高は940m。兜岳の西側に位置し、切り立った南側は幅約2㎞、柱状節理の岩壁は高さ約200mという圧巻の迫力です。
麓は「屏風岩公苑」として整備されていて、春にはミツバツツジや山桜が咲き乱れ、秋には紅葉・黄葉で彩られます。ハイキングコースが設けられているので、四季を通じて自然の醍醐味を楽しめます。
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