浮見堂
春日大社参道の南、片岡梅林を下ったところにある鷺池に浮かぶ浮見堂(歩いて渡れる橋が架かっています)。池の北側~東側に並ぶ桜を背景にした眺めがおすすめ。貸しボートに乗って池から見上げる桜も一興です。
元興寺
しっとりと落ち着きのある世界遺産・元興寺の境内。季節ごとに花々が境内を飾り立てますが、桜もやはり主人公。飛鳥時代の古代瓦が一部残っている国宝の極楽堂と禅室に重ねて見る桜は絵に描きたくなるような名シーンです。
平城宮跡
主に東側の第二次大極殿跡エリアにソメイヨシノが植樹されています。春だとばかりに咲き誇る桜の向こうに朱雀門や大極殿を眺めていると、奈良時代の人々も桜を見て春の到来を喜んだのかなと想像させられます。広々とした宮跡では桜のほか、つくしやタンポポなど、いろんな春を見つけることができます。
佐保川
江戸時代末期に奈良奉行を務めた川路聖謨(かわじ・としあきら)が植樹させた桜並木。樹齢170年を超える「川路桜」もりりしい咲き姿を見せてくれます。特に、奈良県立大学北側から下流へ約1㎞の大宮橋の区間と、奈良県立図書情報館周辺の桜並木が壮観です。
耳成山を映す古池
端整な山容を見せる耳成山のふもとの桜並木。水面に上下対称に映し出される光景が見もの。「桜の花を纏った耳成山の姿を映す古池」として奈良県の景観資産に登録されている風景です。
高取川と畝傍山
慈明寺郵便局前の土手に桜並木があります。川岸に下りて、見上げるのがベスト。桜並木越しに、大和三山のひとつ・畝傍山が見えます。特に公園化されているわけではないので、静かに花見したい人におすすめのスポットです。
高田川
大和高田市の大中公園を中心に、両川岸約2.5キロにわたって、戦後間もない1948年に植樹された桜は「高田千本桜」として親しまれています。日中はもちろん、夕方からぼんぼりが灯され、夜桜を楽しむ人でにぎわいます。
佛隆寺の千年桜
室生寺の南門として創建された佛隆寺の参道にそびえる、幹周り約7.5mの桜の巨樹。奈良県内では最長樹齢とされています。威勢よく張り出した枝と盛大な咲きっぷりが見る人の心を打ち、4月第3日曜は千年桜の花見会が開催されるほか、満開時にはライトアップされた夜桜も楽しめます。
「奈良の絶景お花見スポット その3」はこちら
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