■浮見堂(奈良市)
奈良公園エリアにある鷺池に浮かぶように建つ六角堂。端正な姿が美しく、観光客はもちろん、地元住民にとっても最適なお散歩スポットになっています。夕刻からライトアップされる時期になると、夕焼けとのコラボレーションは絶景。映える写真の撮影に挑戦してみてください。
■奈良公園(奈良市)
奈良公園で夕陽を眺めるなら、西の空が広く見える「春日野園地」「浮雲園地」「飛火野」がおすすめ。東大寺の南大門や大仏殿、春日大社の鳥居など有名寺社の歴史的建造物越しに、染まる空を見渡すこともできます。山へ帰る前の鹿たちと夕陽を眺められるチャンスも。
■東大寺二月堂(奈良市)
毎年3月の修二会(お水取り)で有名な二月堂は、西方を見渡せる高台にあり、夕陽のパノラマが見られる日もあります。二月堂を参拝した後、そこへとどまり、奈良盆地を朱色に染めながら沈んでいく夕陽をぼんやりと眺める時間。「観賞(見て楽しむ)」という言葉が似合います。
■若草山(奈良市)
東大寺二月堂と同じく、こちらも西向きのロケーション。公園ゲートは閉まってしまいますが、ドライブウェイなどで展望所へ行くことができます。県面積では小さな奈良県ですが、ここからの眺めは雄大。夕陽から、やがて新日本三大夜景のひとつに数えられる若草山からの夜景へと移りゆく景色に感動します。
■高円山(奈良市)
万葉集に詠まれたり、大文字焼きが行われたり、奈良の歴史・伝統行事の舞台にもなっている山。標高は432mで、登頂ルートもあります。西側の麓には白毫寺があり、境内へ至る石段から眺める西の空も奈良を代表する景観です。
■二上山(葛城市)
517mの雄岳、474mの雌岳が仲良さそうに寄り添う双峰。二上山のシルエットが浮かぶ夕焼け空は絶景。特に春分の日、秋分の日の前後は、桜井市にある檜原神社の鳥居から西を眺望すると、ちょうど二上山に重なるように夕陽が落ちていきます。
■山の辺の道(桜井市)
写真:矢野建彦
大神神社のご神体である三輪山から奈良へと通じる古道「山の辺の道」は『日本書紀』にも登場します。沿道には牧歌的な風景、古墳・遺跡、神社仏閣などが点在し、人気のハイキング・ルートにもなっています。水辺を近景に二上山へ傾いていく夕陽など、古道ならではの夕陽観賞が楽しめます。
■曽爾高原(曽爾村)
写真:矢野建彦
秋になると、一面にススキが穂を立てる曽爾高原は地元で大切に守られ、整えられています。日中の高原も見ごたえがありますが、夕刻を待つと、朱色やオレンジ色の光線が穂に透明感を与える光景に出会えます。流れていく季節を感じさせるシーンです。
曽爾高原の詳細はコチラ
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