真っ先に思い浮かぶのが、奈良公園。近鉄奈良駅から歩いていくと、鹿さんたちが「おせんべいをおくれ」と待ち伏せ。子どもや外国人観光客が鹿せんべいを食べさせながら、歓声をあげている様子を見ているだけで楽しくなってしまいます。
奈良公園では、芝生に新聞紙などを敷いて座り（たいてい鹿のフンが転がっているため）、鹿さんを眺めながらのんびり過ごします。もちろん、興福寺～東大寺～春日大社と世界遺産に登録されている寺社を巡ることもお忘れなく。
奈良公園から少し上ったら若草山。3月17日に開山しているので、ゲートを入り、高いところから奈良市内を眺望するのは爽快です。
次に向かったのは、平城宮跡。こちらも世界遺産。広々としたエリアに大極殿がドンと構えています。歴史にひたるだけでなく、子どもたちが走り回ったり、ボールを追いかけたり、体いっぱい遊べるスポットでもあります。サイクリングやランニングを楽しむ人も。
3月24日には、朱雀門の南の一帯に「平城宮跡歴史公園」がオープンします。カフェとレストランが入る「天平うまし館」、奈良の観光情報発信や特産品を販売する「天平みつき館」、展望デッキなどを備えた「天平みはらし館」、待ち合わせに便利な「天平つどい館」、1300年前の平城宮を体感できる「平城京いざない館」で構成されています。奈良の新しい観光にぎわいスポットとして注目です。
動物好き、子ども連れにおすすめなのが、山添村のめえめえ牧場と、宇陀市のうだ・アニマルパークです。早春生まれのかわいい子羊に出会えたり、えさをあげたり、触れ合ったり、もふもふした動物たちに癒されます。
体を動かしたい方、お弁当を持って山の辺の道ハイキングはいかがですか。牧歌的な風景が続く中、マイペースでずんずんずんと歩きます。時折、天皇陵や遺跡、寺社、万葉歌碑などに立ち寄ってみたり、ふとしたところにあるカフェで小休憩したり。緑広がる自然と田園風景を巡りながら、心地いい汗を流せます。
絶景見たい派には、谷瀬のつり橋がいち押し。谷瀬のつり橋はかつて集落の人々がお金を出し合って架けたというつり橋です。全長297ｍ、高さ54ｍで、生活用の鉄線つり橋としては日本一の長さです。勇気を出してつり橋に歩を進め、真ん中あたりで360度を見わたせば、絶景なり。揺れて、風が吹いて、下を見るとおなかがスーッとする感じ。そんなスリルを味わえます。
＜記事で紹介したスポットの詳細情報はコチラ＞
奈良公園
若草山
平城宮跡
めえめえ牧場
うだ・アニマルパーク
山の辺の道
谷瀬のつり橋
観光情報まとめ