クルマの名前をいくつも言える方、幼い頃ミニカーを集めていた方、クルマは乗るのも見るのも好きだという方、とにかくクルマが好きな皆さんにビッグニュースです。
2021年11月、奈良県初の自動車博物館として、奈良トヨタグループの「まほろばミュージアム」が開館しました。
展示されているのは、トヨタの名車11台。なかでも、
初代トヨペット・クラウン(62年式)
2代目トヨペット・コロナ(62年式)
トヨタスポーツ800(66年式)
初代カローラ(67年式)
スタウト(67年式)
初代セリカリフトバック(75年式)
MR2(89年式)
スープラ(92年式)
の8台は自社でレストア(復元・再現)したもの。
車体デザインや内装を継承しつつ、全部品を分解、洗浄し、老朽した部品を交換したり、整備士らが自作したりと、情熱を傾けて完成させました。いずれもナンバープレートを取得し、車検を通しているので公道を走行することができます。
それぞれのクルマに物語があります。
初代トヨペット・クラウンは純国産技術にこだわって3年の歳月をかけて開発され、奈良トヨタグループが最初にレストアした2代目トヨペット・コロナは日本初のカラーCMが制作されたクルマです。
航空機デザイナーがデザインしたトヨタスポーツ800は当時最高時速155㎞を記録し、「ヨタハチ」の愛称で親しまれました。また、大型ピックアップ型のスタウトは、あの『北の国から』(連続ドラマ版)で五郎さんの自家用車として使われました。
タイヤやナンバープレート、新たに塗装したことなどを除き、ほぼすべてがオリジナルを使用。ヘッドライトやフロントグリル、エンブレム、マフラー、ガラスの丸みから内装、計器類まで、細部にわたって匠の技(エンジニア・スピリット)が込められています。
このほか、ピンクサファイア・クラウン(2013年式)、50周年記念カローラ(2016年式)などを展示。レストアの作業を記録した動画も見ることができます。
クルマへの懐古と憧れをあらためて味わえるミュージアムです。
.
☆観光スポット
施設名 | 奈良トヨタグループの自動車博物館「まほろばミュージアム」(奈良市) |
---|---|
住所 |
〒630-8145 奈良県奈良市八条5丁目431‐1
(国道24号沿い:U-Car Max 奈良八条店内) |
お問い合わせ | 0742-55-1010 |
営業時間 | 10:00~17:00 |
公式サイト | https://www.naratoyota.jp/shop/MAHOROBAmuseum |
アクセス | 【アクセス】 ①JR奈良駅(西口)から奈良交通バス(28系統)柏木町南バス停下車、徒歩約2分 ②近鉄奈良駅から奈良交通バス(11番のりば)柏木町南バス停下車、徒歩約2分 ③近鉄西ノ京駅から東へ徒歩約23分 ④国道24号沿い、レクサス奈良八条の南隣り(来館者用駐車場あり) |
駐車場 | あり |
料金 | 【入館料】 無料 ★協力金200円 |
休日 | 【休館日】 月曜、年末年始、GW、夏季休暇 |