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布目ダム(奈良市、山添村)

大自然に抱かれた多目的ダム。レジャーやスポーツも楽しめます。

木津川上流ダム群のひとつで、布目川を堰き止めて建設されました。実施計画調査は1975年に行われ、本体工事完成は1991年。洪水調節、奈良市や山添村への水道用水、発電、河川環境の保全など多目的な役割を担っています。

 

重力式コンクリートダムで、堤高は72.0m。所管する独立行政法人水資源機構によると、東大寺の大仏の4.8倍の高さだということです。堤の様子は、ダムまほろば広場から眺望できます。総貯水量は1730万立方メートル、湛水面積は0.95平方キロのスケールを誇ります。

 

ダムとしての存在感はもとより、レジャー要素も併せ持つ点が特徴です。「釣り」「自転車」「ランニング」がその御三家。「釣り」はコイ、フナ、マス、ワカサギ、ブラックバスなどのポイントとして人気。コイ、フナ、マス、ワカサギ釣りには遊漁料が必要で、禁止区域や禁漁期間(4月1日~10月31日)も設けられています。

 

ダム湖である布目湖の沿岸ロードは、カーブや起伏など変化に富んでいることから、サイクリングやランニングの愛好家に人気があります。自転車で言えば「ツアー・オブ・ジャパン 奈良ステージ」のコースに入っており、ランニングでは格好のトレーニング・コースで、冬季にはマラソン大会も開かれます。

 

山添村のダム域には「山添村B&G海洋センター」があり、公園も設置。桜並木があるポイントや空海伝説のある巨岩が鎮座するスポットも。ダムとしてのスケール感を味わうとともに、レジャーでも訪ねたくなるダムです。


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