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五百羅漢(壷阪寺奥の院)/高取町

森閑とした奥の院に刻まれた羅漢石仏群像
写真提供:高取町

羅漢とは、修行を積み、悟りに達した高僧のことで、特に釈迦の直弟子のうち高位の者をさす称号です。釈迦の入滅後、経典を編纂するために集まった羅漢が500人だったことから、各地に五百羅漢が造像されたり、描かれたりしています。

 

奈良でよく知られるのは、眼病封じや西国霊場などの寺として親しまれている壷阪寺(高取町)の五百羅漢です。

 

本堂(八角円堂)から東北の方角へ分け入っていくと、奥の院と称される場所があります。そこにある岩肌に無数の羅漢の石仏群が刻まれています。五百羅漢そのものも信仰の対象であることがうかがい知れます。

 

森閑とした雰囲気が、何かを感じさせ、手を合わせたくなります。周辺には、二十五菩薩像、五社明神像、両界曼荼羅などがあります。
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