奈良県で栽培されている果物と言えば…「柿」「イチゴ」(※イチゴは統計上「野菜」に分類)が有名ですが、もう一つ、奈良の自慢の果物を紹介します。
清楚な白い果肉、シャリッとした食感、ジューシーで甘い果実。そう、「梨」です。
奈良県内で梨の産地として知られる大淀町「大阿太高原」には、多くの梨園が集まっています。その一角に「大阿太高原開拓碑」(1914年建立)が立っています。
大阿太高原が開墾され始めたのは、明治10年(1877年)頃。人々は農具等を使い、汗を流し、血マメをつぶし、苦労して、さらに苦労して開拓していきました。
そして20世紀になって間もない1900年代初頭、梨の栽培が始まりました。今では二十世紀梨、豊水梨、幸水梨、洋梨などが栽培されており、各地へ出荷されるほか、梨狩りを楽しむことができます。
100年以上前の開拓者たちの思いを継ぐ大阿太高原の梨。みずみずしい珠玉の果実は、例年8月中旬頃から食べ頃を迎えます(旬は品種による)。
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☆観光スポット
施設名 | 大阿太高原開拓碑(大淀町) |
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住所 |
〒638-0831 奈良県大淀町佐名伝
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駐車場 | なし |