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藤原宮跡の花景色(橿原市)

古代の都跡に5つの花ゾーン。早春~晩秋まで折々の花畑が広がります。
写真提供:橿原市フォトライブラリー

710年に平城京へ遷都する前、日本の都があった藤原京(694年~710年)の中心だったところが藤原宮跡(国の特別史跡)です。大極殿や朝堂院など重要な施設や天皇の住まいなどがありました。現在は広大なエリアが「史跡公園化」されていて、四季折々の花が咲くスポットして、市民や写真愛好家らが多く訪れます。

現代では「歴史と花を楽しめるスポット」となっている藤原宮跡の5つの花ゾーンを紹介します。

 

【春ゾーン】
甲子園球場グラウンドの約2倍の広さ。約250万本の菜の花が例年4月上旬から見ごろを迎えます。

 

【夏ゾーン】
キバナコスモスが植栽されているゾーン。鮮やかな黄色、オレンジ色のコスモスが乱舞します。例年8月中頃に見ごろのピークを迎えます。

 

【秋ゾーン】
秋になると、約300万本のコスモスが咲き競います。ピンク、白、赤、黄など、秋風に揺れる彩りを楽しむことができます。

 

【朝堂院東ゾーン】
春・夏・秋の花々が順に咲くゾーン。菜の花、キバナコスモス、コスモスなどがそれぞれの季節を彩ります。

 

【蓮ゾーン】
古代蓮、唐招提寺蓮など11種類のハナハスが植わっています。ハスは早朝に開花し、午後には閉じてしまうため、早朝~午前中の鑑賞・撮影がおすすめです。見ごろは7月中旬から下旬です。

 

★駐車場(無料)は、藤原京資料室駐車場、醍醐池南側駐車場のほか、各ゾーンの花の季節にあわせて臨時駐車場が設けられます。観賞・撮影などで訪れる方は必ず駐車場に停めてください。

 

(写真はすべて橿原市提供)
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