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特別公開「金峯山寺 金剛力士立像」(奈良国立博物館)

2021年02月23日(火)~2028年度(予定)
吉野・金峯山寺の仁王門(国宝)に“仁王立ち”する迫力の金剛力士立像が特別公開されています。※金峯山寺仁王門修理完了まで(令和10年度予定)

なら仏像館、青銅器館、東新館、西新館の4つのギャラリーがある奈良国立博物館。例年秋開催の「正倉院展」の会場としても知られています。

 

飛鳥時代から鎌倉時代の日本の仏像を中心に所蔵する「なら仏像館」は、明治27年(1894年)に完成した奈良最初の本格西洋建築です。奈良県内をはじめとする仏閣から多くの仏像を寄託されており、「なら仏像館」では、そうした国宝、重要文化財を含む常時およそ100体の仏像を展示しており、観覧することができます。

 

その「なら仏像館」で、奈良県吉野町の金峯山寺仁王門(国宝)に安置される金剛力士立像2軀が、仁王門修理期間中、特別公開されています。

 

高さが阿形505.8㎝、吽形506.2㎝あるこの金剛力士立像は、南北朝時代の延元3年(1338年)から翌年にかけて造られたもので、忿怒相(ふんぬそう)と全身にみなぎる力動感は圧巻で、見る者を圧倒させる迫力です。

 

金峯山寺仁王門の修理が終わる予定の令和10年度(2028年度)までの特別公開です。

 

本特別公開とあわせて、名品展「珠玉の仏たち」も開催され、観覧できます(展示される仏像は公式サイトで紹介されています)。
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