• 行事・イベント

特別展「富本銭特別展示 天武天皇と<飛鳥・藤原>の文化」(奈良県立万葉文化館)

2024年10月19日(土)~2024年12月8日(日)
富本銭の実物を特別展示。天武天皇はじめ飛鳥時代の政治や文化・信仰、人々の暮らしを紹介します。

『万葉集』を中心とする古代文化の研究・情報発信の拠点「万葉文化館」は、飛鳥時代に金属・ガラス・玉製品などを生産した「飛鳥池工房遺跡」(国史跡)の場所に建っています。

 

1998年の調査で、「富本銭」が大量に出土し、それまで日本最古とされていた「和同開珎」以前に生産・流通していた、天武天皇時代の貨幣であることが判明しました。

 

その富本銭(実物)が2024年10月、生産された地(万葉文化館)に帰ってきます。

この機会に合わせて、7世紀後半、天武天皇から持統天皇へと継承された、<飛鳥・藤原>の文化を紹介する展覧会が開催されます。

 

当時の日本は中央集権国家として体制を整え、文化面でも中国・朝鮮半島から様々な情報やモノが伝わり、官立の仏教寺院が建てられ、中国の条坊制を採用した都『藤原京』が誕生しました。この時代の人々の歌が『万葉集』にも残っています。

 

本展では、富本銭を特別展示するとともに、天武天皇と関わりのある吉野や明日香に残る遺品や伝承、藤原京跡からの出土品、「万葉日本画」なども紹介。飛鳥時代の人々に思いを馳せてみてください。

 

<主な展示>

・「富本銭」(飛鳥池工房遺跡出土) 7世紀後半 奈良・奈良文化財研究所蔵

・「如来坐像」7世紀後半 奈良・櫻本坊蔵 (画像提供:奈良国立博物館)

・「観音菩薩立像」頭部7世紀、体部18世紀 奈良・向原寺蔵

・「方形三尊塼仏 川原寺裏山遺跡出土」7世紀 奈良・明日香村教育委員会蔵

・「神代御陵図」 宝永2年(1705) 奈良・奈良県立万葉文化館蔵

など、全82件

 

■講演会(無料・要申込)

◇「富本銭と飛鳥池工房」

講師:石橋茂登氏(奈良文化財研究所飛鳥資料館 学芸室長)

◇「飛鳥池遺跡と万葉集」

講師:井上さやか(万葉文化館 企画・研究係長)

日時:2024年10月20日(日)14:00~16:00(開場13:30)

定員:150名

場所:万葉文化館 企画展示室

申込締切:2024年10月11日(金)

※事前申込制(定員を超えた場合は抽選)

 

「<飛鳥・藤原>と東アジアの仏像」

講師:石松日奈子(万葉文化館 参与・東京国立博物館客員研究員)

日時:2024年11月9日(土)14:00~15:30(開場13:30)

定員:150名

場所:万葉文化館 企画展示室

申込締切:2024年11月1日(金)

※事前申込制(定員を超えた場合は抽選)

 

講演会の申込は、いずれも万葉文化館公式サイト内に「申込フォーム」があります。

こちら

 

■ワークショップ(先着順、随時受付)

「富本銭をつくろう」

日時:2024年11月2日(土)①10:30~12:00、②13:30~15:00

2024年11月3日(日祝)①10:30~12:00、②13:30~15:00

所要時間:約30分

参加費:300円

定員:各回24名

場所:万葉文化館 エントランス

 

■ギャラリートーク(要観覧券・申込不要・各回30分程度)

日時:2024年10月20日(日)13:00~/10月23日(水)15:40~/11月27日(水)15:40~

場所:万葉文化館 日本画展示室

Hashtags