【4月13日「喫茶店の日」】
1888年(明治21年)、東京・上野に日本で初めて一般にコーヒーを提供するお店「可否茶館」がオープンしたのがこの日です。1階がビリヤード場(囲碁や将棋をするスペースもあったといいます)、2階が喫茶室の洋館で、時代を考えると進取の気質に飛んだ最先端スポットだったようです。
江戸時代には「焦げ臭くて味わうに堪えず」とされたコーヒーですが、文明開化の明治時代、うまい・うまくないよりも、舶来のコーヒーを飲んでいるというステイタスを求めて飲まれていたのかもしれません。
そして現代、喫茶店(カフェ)は生粋のコーヒーだけでなく、甘いフレーバーを加えたり、クリームを乗せたり、様々なアイデアで楽しませてくれます。奈良県の喫茶店数は890店。大阪の約10分の1未満です(総務省平成26年経済センサス)。しかし、世帯当たりの支出額は7,221円で全国第9位(全国平均5,770円)。みなさんも通いたくなる喫茶店(カフェ)を見つけてください。
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【4月24日「平城遷都1300年祭 メイン会場(平城宮跡)開幕日」】
藤原京から平城京への遷都の詔(みことのり)が発せられたのは708年、元明天皇によってでした。実際の遷都は710年3月10日(旧暦)。それから1300周年となる2010年、奈良県では平城遷都1300年記念事業が開催されました。大極殿や朱雀門などが復元された平城宮跡の会期は同年4月24日に開幕し、11月7日までの開催期間中、目標の250万人を大きく上回る約350万人が平城宮跡会場を訪れました。また、県内各地で記念事業やイベントが多彩に繰り広げられ、「日本のはじまり 奈良」(記念事業の合言葉)を全国にアピールしました。
【4月25日「プリンの日」(毎月25日)】
プリン製造会社が制定。25日は「プリンを食べると思わずニ(2)ッコ(5)リ」という語呂合わせから来ています。食べるとおいしくて、思わずニッコリしてしまう食べ物はいろいろありますが、何はともあれ、毎月25日は、プリンに親しむ日です。おやつにプリン、デザートにプリンがよろしいかと。
【4月29日「肉の日」(毎月29日)】
「29」=にく。いたってシンプルな語呂から生まれた記念日です。この日は、精肉店や焼肉店が特売するなど、お肉を食べましょうというムードが盛り上がります。奈良でおいしいお肉と言えば、大和牛や大和肉鶏。焼き肉、すき焼き、コロッケ、串焼きなどの購買・消費が増えることでしょう。なお、8月29日は「焼き肉の日」、11月29日は「いい肉の日」。2月の肉の日は4年に一度のレア日です。
【4月30日「図書館記念日」】
太平洋戦争で無条件降伏した日本は経済産業、インフラ、国民生活など、あらゆる復興が急がれました。そのうち、「文化」の復興にかかる「図書館法」が公布された日を、日本図書館協会が記念日としました。同協会は図書館法の制定の意義を、「サービスとしての公共図書館の機能が明らかにされ、無料原則がうちたてられ、わが国は、真の意味での近代的な公共図書館の時代をむかえた」と示しています。
古来、様々な文化を受け入れ、醸成し、発展させてきた古都奈良。奈良市には日本最初の公開図書館「芸亭(うんてい)」伝承地(〒630-8001 奈良市法華寺町)があります。「芸亭」は大納言石上宅嗣が邸宅の一隅に設けたもので、主に儒教に関する書物を多く蔵書し、自由に閲覧することができたと『続日本紀』に記されています。
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