人生も、ドライブも、走り続けることに疲れたら、アクセルを緩めてピットインしよう。そこは「道の駅」というオアシス。ドライブ休憩に、ご当地グルメを味わいに、お土産を探しに…。さまざまなロケーションにある道の駅には、いろいろな過ごし方があります。奈良の観光スポットや自然景観を巡りながら訪ねた道の駅を紹介します。
(※掲載情報はすべて取材時のものです)
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【「山の幸・川の幸・田舎の味」+露天風呂】
国道169号沿いにある道の駅・杉の湯川上が立地するのは、吉野の深い森からほとばしる源流を集めた吉野川(紀の川)のほとり。思わず深呼吸したくなるほど澄んだ空気と大自然がぐるりと取り巻きます。原生の高山林が広がる大台ケ原や世界遺産もある熊野地方へのドライブに、絶好の立ち寄りスポットになってくれるでしょう。
各地で道の駅の多機能化が進んでいますが、ここでは、ホテル杉の湯が隣接しています。その名の通り、温泉自慢。「湯盛温泉」を源泉としています。川を渡る風、山を染める季節ごとの緑や紅色を眺めてつかる温泉は、日帰りでも楽しめ、気分をシャッキリとさせてくれます。
立ち寄ったのがお昼時ならぜひレストラン山吹へ。大和野菜をふんだんに使った定食や猪鍋定食など、ご当地の幸が並びます。大和の茶粥定食や大和肉鶏の唐揚げ定食もおすすめです。うどん・そば処もあります。
特産品も、もちろん充実。「山幸彦のおみやげ屋」には、山里で大らかに育った食の逸品(アユやアマゴのうま煮、生芋こんにゃく、ふきの佃煮など)のほか、吉野の杉やヒノキを職人技で加工した木工品などが販売されています。
そういえば、駐車場にクルマを停めて外に出たとき、澄み切った空気が体じゅうに入ってきました。通るだけでも、停まるだけでも、もったいない。見て、吸って、浴びて、味わって、存分に楽しめます。自然の恵みを詰め込んだ道の駅・杉の湯川上。ドライブの思い出をひとつ増やしてくれる、道の駅です。
〒639-3553 奈良県川上村迫695
杉の湯 川上の詳細はこちら